【経過観察】野村ハイベータ日本株1903(早期償還条項付)について

野村ハイベータ日本株 投資信託

こんにちは。元野村マンのぺいまるです。

以前ご紹介した野村ハイベータ日本株1903(早期償還条項付)の経過観察を行っていますので、続きのご報告となります。

前回の記事はこちら

単位型の当ファンドは今から買うことはできませんが、そろそろ第二弾野村ハイベータ日本株2003(早期償還条項付)あたりで準備を始めているのではないでしょうか?

このまま株高が続けば、証券会社にとっても都合のいい展開となりそうです。
何が都合がいいのか、という話は後述します。

さて、当ファンドですが、内容は「日本株の動きに対して敏感に大きく動く銘柄を中心に組み込んだ投信」ということでした。

ベータ値とは、市場感応度と訳されます。
当ファンドは「ハイベータ」つまり、市場全体の株価指数に対して大きく反応しやすい銘柄を中心に投資しています。

現在までの運用成績

投信とTOPIXの比較図

ハイベータ日本株というだけあって、ベンチマーク(TOPIX)に比べて値動きが大きくなっています。
前回の記事では、高値掴み感がある商品だと記載しましたが、この調子でいくと設定後1年以内に償還を迎えることができそうです。

投資家の皆さんおめでとうございます!

買付銘柄を考察する

組み入れ銘柄上位10社と、日経新聞電子版で検索できるベータ値上位15社を比較しました。

ハイベータ投信組み入れ上位
野村ハイベータ日本株1903組み入れ銘柄 2019/10/31

750億円も集めたファンドなので、上位10社は東証1部の銘柄のみです。全上場銘柄の中でベータ値が高いものは主に新興市場(マザーズやジャスダック)が中心なので、超ハイベータ投資信託を自作したい人は、この銘柄群を組み合わせて作ることもできます。

以下は、日経新聞電子版を契約していれば検索できる東京証券所に上場している全銘柄のうちベータ値が高い銘柄たちです。

日系ハイベータ
日経電子版 > マーケット > ランキング > β(ベータ)値

ハイベータ銘柄を15社集めて、日々それぞれのニュースや動向、株価をチェックし、時にはポートフォリオの組み換えを行う手間を考えれば年率1%程度の管理コストは安いものかもしれません。

株高が進めば営業マンにとっても都合の良い商品

証券業界では長きにわたり手数料商売が行われていました。実際に、金融庁がこれだけ厳しい規制、コンプライアンズを徹底させようとしても全ての営業マンに浸透しているとは言えません。

高い手数料を支払って購入した投資信託を1週間後には売却し、次のファンドを買うよう提案してきたのが今までの証券営業でした。

金融庁は各証券会社に対し、顧客本位の業務運営を求め、証券会社もこれに対し短期売買を自粛するような仕組みを取っていることはあまり知られていません。

実際私がリテール営業をしていた際もいまだに「証券マンは新しいものを次々と提案し、手数料稼ぎをするやつらだ」と顧客に言われることも多くありました。
野村證券でも、買付後3年未満の投資信託売却を提案するにも上席の許可が必要だったり割と真剣に取り組んでいました。

当ファンドのメリットは、営業マンが売却提案をしなくても儲かれば勝手に償還してくれる点です。

償還したお金で新たな投資信託を購入すれば、また買付手数料を稼ぐことができます。ハイベータ銘柄を対象とすることでベンチマークよりも値動きの大きな投資信託となり、より償還しやすくなります。

こうした背景のもと生まれた商品が、圧倒的営業力を持つ野村の営業マンによって750億円販売されました。
このまま株高が進めばおそらく第2弾の設定はすぐにでもあるでしょう。

野村ハイベータ日本株1903(早期償還条項付)が償還されたら?

当ファンドは早期償還付きなので、順調にいけばすぐにでも償還されます。

その時に、同様のファンドを買い付けていいのか?何のファンドを買えばいいのか?と色々考えると思います。
以下に、今後を見据えた私のおすすめ投資信託をご紹介しておきます。

償還後に同様のファンドに引き続き投資することはお勧めしません。

アクティブファンドなので、成績によっては上手な運用者なのかもしれません。しかし、手数料が高すぎます。結局何パーセント手数料を支払えばいいのだろう?という文言ですね。

野村ハイベータ投信手数料

ハイベータ投資!と、投資家の目線はズラしているものの、結局は日本株高を狙う商品です。
淘汰の進む日本企業に対して、指数全体を買いにいくのではなく、成長テーマに絞った投資はいかがでしょうか。

最近の日本の個人投資家のトレンドは、
「アメリカ不動産」→「ロボティクス」→「人工知能」と移り変わっています。
資本主義経済の成長が今後も続くものであるという考えの基、注目すべきテーマは「通信・5G」関連です!「宇宙事業」も面白いテーマですが、5G は社会インフラ・生活インフラが一転するような大規模テーマです。

また、グレートローテーション入りした世界経済における新興国投資も良いと思います。以下に私の新興国投資インド編について記載ありますので、ご参考ください。