どうなるホテルリート!?コロナウイルス発生前から訪日外国人増加に陰り 

2020年3月5日現在、コロナウイルスに対し人類は終息の糸口を見つけられないまま後手後手の対策を講じています。

中東やシンガポールでの感染も確認され、気温が暖かくなるにつれ終息するだろうと楽観視もしていられなくなっています。

新型肺炎は日本経済だけでなく世界経済にも大きな影響を与えてきており、株式市場でも急激にボラティリティが高まっています。

ウイルス拡大で需要が小さくなるだけでなく、供給がストップされるというダブルパンチを食らっている状況です。

現に大きな打撃を受けているのが日本の小売業です。マスクやトイレットペーパーなどの一部の過激な需要を除いては百貨店やホテルなどの業績はすでに深刻化されています。
大手百貨店の株価やホテルREITも大きく下落しており、私はコジキかハイエナのように“今”買いを入れようか迷っている状況です。

今回はホテルREITの振り返り~見通しまでを考察します。
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日本のホテル需要の推移

2012年~アベノミクス以降、観光立国“ニッポン”として着実に地位を築いています。

円安やオリンピック開催も追い風となり日本への観光客、インバウンド景気が訪れました。

日本へのインバウンド旅行客数の推移をみてみましょう。

インバウンド旅行客者数

2012年から急速に訪日外国人観光客の増加しています。
当時私は西の都大阪に住んでいましたが、心斎橋には中国人か韓国人がひしめいていました。(今でも中国人多いです)

順調に観光客数も伸びていましたが2019年から進捗率にも陰りがみえてきています。
コロナウイルスの影響を受ける前の話です。

2020年は東京オリンピックもあり(中止されるかも)年間4000万人の訪日客を目指している政府。
コロナウイルスへの早急な対応とオリンピック開催への準備を頑張っていただきたいです。

小池!花見を自粛させてる場合じゃないぞ!働け!!!

ホテル利用は日本人観光客で伸びている

インバウンド需要の高まりでホテル需要が伸びているかといえば、実はそうでもありません。
もちろん外国からの観光客が増えることでホテルが恩恵を受けることは間違いありませんが、 団塊の世代(1947年~1949年生まれ)が定年退職後に国内旅行を楽しんでいるという背景もあります。

日本国内宿泊者数と日本人、外国人割合の推移をみてみましょう。

外国人観光客の割合は高まっているものの、宿泊者数では日本人宿泊者が大幅に伸びていることが分かります。
2007年から2018年で日本人が1.58億泊も増加しています。

日本のホテル需要はお金と時間がある団塊の世代の影響を強く受けているようです。

団塊世代の爺さんと婆さんの足腰が丈夫なうちはホテル需要も安泰でしょう。

問題はそのあとです。

周知のとおり、日本の人口は年々減少しています。

日本人の国内観光客需要の先細りを訪日外国人客が埋められるかどうかが焦点になってきそうです。

そのためにはオリンピックの開催は必要不可欠です。
もし万が一にでも東京オリンピックが中止となれば日本経済にとって最悪の事態となります。

がんばれTOKYO!
がんばれNIPPON!

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【8963】インヴィンシブル
価格:44,500
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【3287】星野リゾート
価格:490,000
配当利回り:5.34%

【3463】いちごホテルリート
価格:101,100
配当利回り:8.55%

【3478】森トラストホテルリート
価格:125,400
配当利回り:5.03%

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