【副業】貸し会議室(レンタルスペース)ビジネスやってみた

どうしてお金って簡単に貯まらないんだろう?

そう悩んだ私が行きついた先が不動産賃貸ビジネスでした。

毎度毎度金持ち父さん貧乏父さんを引き合いに出して申し訳ないですが、(この本はよくマルチ勧誘の際に使われます)
やはり「金の生る木」といえば不動産だと思います。

(現在のような超金融緩和オカネジャブジャブ環境の中では株式投資が最も有益な金の生る木でしょうか?)

サラリーマンの不動産投資といえばワンルームマンション投資が有名ですが、
ローンを組んでの高いレバレッジでの運用は

当たればデカい。外れると大ダメージ!

という諸刃の剣でもあります。

その結果、私は
比較的簡単に、少額で始められリスクも小さい貸し会議室(レンタルスペース)ビジネスにチャレンジしてみました。

今回は貸し会議室(レンタルスペース)ビジネスの「概要」から「始め方」「コスト」、運用開始直後の状況についてお伝えしたいと思います。

運用実績についてはこちらで随時更新していきますので、是非ご覧ください。

貸し会議室(レンタルスペース)ビジネスとは

貸し会議室(レンタルスペース)とは、読んで字のごとくスペースや会議室を必要とする人に時間貸しするサービスです。

主な貸し手は、ビルやテナントのオーナーなどです。入居者のいないスペースを時間貸しすることで、収入を得ます。

最近流行してきているのが、副業サラリーマンがマンションの1室を賃貸して、それを又貸しすることでレンタルスペース運営をするやり方です。
数千万円のローンを抱えて入居者を待つワンルームマンション投資に比べると費用は小さく抑えることができ、撤退も簡単です。

主な借り手は、サラリーマンの会議や商談、仲間内でボードゲームをやったり、習い事などの教室利用されることです。

スペースによっては、パーティ用だったり映画鑑賞に特化した部屋もあります。
自分がどのような部屋をデザインするかで、利用する予約プラットフォームも変わります。

私が借りているマンションの土地柄や部屋の構造上、サラリーマンをターゲットにしており「スペイシー」というサイトが予約客の中心になります。
パーティ用だと「インスタベース」などが探しやすいなど各プラットフォームに特徴があります。

始めるための費用(コスト)

貸し会議室(レンタルスペース)ビジネスを始めるためのコストはおおよそ50万円~100万円と言われています。

実際私は100万円ほどかかりましたが、これはレンタルスペースとして利用できる物件調査を代行会社に依頼したため、その費用が別途20万円ほどかかりました。

【 内訳 】

  • 敷金 10万円
  • 礼金 10万円
  • 仲介手数料 10万円
  • 当月・翌月分家賃 20万円
  • 備品代 20万円
  • (コンサル代) 諸々20万円

ざっくりこんな感じです。

貸し会議室ビジネスをやる上で最も高いハードルとなるのは、
『転貸(又貸し)できる物件探し』です。

これを外注すると余計な費用がかかってしまいます。
しかし、あくまでこの事業を副業と考えるのであればその労力を外部に任せるという選択もアリだと思います。

固定費としては、毎月の家賃のほかに水道光熱費・ネット代・清掃や予約管理の外注費があります。

毎月の収入 > 家賃+雑費

となれば、不労収入達成です。

結論から言えば、あまり儲かるビジネスではありません。

【実録】レンタルスペース運営やってみた

実際に貸し会議室(レンタルスペース)ビジネスをやってみて思うのは、
とにかく 予約プラットフォームの手数料が高い ということです。

私の借りているスペースの1か月の固定費はざっと10万円です。
予約プラットフォームの手数料は売上に対して30%(インスタベースは35%)です。

月間14万円の売り上げでトントンです。
2年後に部屋の更新料を支払うことを考えれば月間15万円の売り上げがコンスタントに必要です。

損益分岐点である15万円をクリアするためには
〈 1時間1000円〉で貸しているスペースだと、
月に150時間、1日5時間以上の利用が必須となります。

会議室は2~3時間利用が多く、1日に2組以上の利用者が必要です。

きびしぃぃぃいいい(涙)

実際に2020年3月20日から始めた貸し会議室(レンタルスペース)事業の結果は以下となります。

3月売上 ¥17,172

4月売上 ¥75,922

5月売上 ¥100,959

6月売上 ¥167,342

こちらは売上ベースでの集計なので、ここから30%の利用手数料が引かれます。
開始後、約3か月で黒字の目途は立ちましたが、コロナ渦の中以前として状況は良好とは言えません。

撤退が容易なレンタルスペース投資ですが、入居後1年以内の退去はもちろん違約金があります。
ウイルスパニックがレンタルスペース事業の追い風となることはないようなので、見通しはかなり厳しいです(涙)

さらに、注意していただきたいのが入金速度です。
各プラットフォームにより多少違いはありますが、
スペイシーは現在、「月末締め、翌々月末支払い」です。
3月に立った売上が入金されるのは5月末というありえない入金スケジュールであり、もしこのビジネスをやるのなら半年分くらいの家賃を用意しておく必要がありそうです。

今後も追ってレンタルスペース事業の収益結果をご報告していきます。