こんにちは。不動産大好き芸人のぺいまるです。
日本人って本当に不動産好きですよね。僕も大好きです。
相続する相手がいない方が亡くなった場合、その財産はどうなるかご存知ですか?
そうですね。国が持っていきます。
今回は、国に財産(土地)を無償で明け渡すのは釈然としない、という方に向けたリースバックやリバースモーゲージのお話です。
将来、終の棲家として不動産を所有したいと考えている方にとっても知っておくべき知識だと思います。
リースバックとリバースモーゲージはどちらも自宅に住み続けながら現金を受け取る方法です。
相続人がいない方だけでなく、自宅を相続させるつもりがない方にも利用されています。
住宅ローンを組んで居住用不動産を買おうと思っている人は、出口戦略としてご参考ください。
不動産は便利でやっかいなもの
戸建てがいいの?マンションがいいの?賃貸がいいの?分譲がいいの?という議論は一旦おいといて
不動産は2種類に大別できます。

「価値を生み出す不動産」と「負債(コスト)を生み出す不動産」です。
容易に想像がつくと思いますが、価値を生み出す不動産とは「立地」「設備」「価格」等に優れた、一言でいうとニーズのある土地あるいは物件のことです。
逆に、だれも欲しがらない、ニーズの低い不動産は価値がないばかりか固定資産税など税金面でコスト負担を強いられます。
衣食住という生活の基礎となる「住」
家計における住居費用は、生きていくうえで必ず必要なコストです。
資産運用では増やすことだけでなく「減らさない」「支出を抑える」ことも意識しなくてはならず、家計支出割合の多くを占める住居費用【不動産】についてはしっかりと学習しておきましょう。
リースバックで不動産を上手に活用
リースバックとは、所有している不動産(家、ご自宅など)を投資家などの第三者に購入してもらい、もとの所有者がそのままその不動産を使用し続ける、という不動産取引です。
自宅を売却することで現金を一括で受け取ることができます。自宅を売却した後は、そのままその家に賃料を支払いながら住み続けます。
自宅を売却して得たお金であり、その使途は自由です。
妻帯者の方は、若い女に貢いで破産しないように気を付けましょう!
メリット
自宅を売却し、自宅に住むので引越しをする必要がありません。
相続が発生した時も不動産に比べて簡単に分割できるメリットもあります。
所有から賃貸に変わることで、固定資産税や管理費などの支払い義務もなくなります。
デメリット
売却価格が周辺相場よりも安くなりがちで、毎月の家賃が周辺の家賃相場よりも高くなることもあります。
買い戻しは可能ですが、ほぼ100%損します。(周辺環境の変化により土地が爆上げしていれば別)
リバースモーゲージで不動産を上手に活用
リバースモーゲージとは、持ち家のある高齢者が、その家を担保に老後の生活費などを一時金または年金形式で借りられる貸付制度のことです。 リバースとは「逆」、モーゲージとは「抵当」を意味する英語です。
ポイントは、リースバックとは異なり銀行からお金を借りるため、使途が限られる(場合がある)ことです。
メリット
最大のメリットは自宅を売却することなく融資を受けることができる点です。
年金の足しに住宅資産を上手に活用できますね。

デメリット
優良物件でないと中々審査がおりないことです。
また、子供と同居している場合は利用できません。
相続(争族)をされる方であれば法定相続人たちの同意を得ることがネックになりそうです。
リースバックとリバースモーゲージ比較
リースバック | リバースモーゲージ | |
---|---|---|
対象者 | 個人・法人 | 個人のみ |
対象物件 | 一戸建て・マンション・工場など | 基本的に一戸建て |
名義 | 投資家 | そのまま |
年齢 | 制限なし | 制限あり |
保証人 | 必要でない | 必要 |
相続人の同意 | 必要でない | 必要 |
資金使途 | 自由 | 制限される場合あり |
住宅ローン | 抵当権等が設定されていても利用できる | 抵当権等が設定されていると利用できない |
まとめ
月並みですが、「家は人生で一番大きな買い物」です。流動性も高くないので、簡単に売り買いできるものではありません。
しかし、日々の住居費用コストのこと、資産運用の一環として不動産運用を考えることはとても大切なことです。 日本人にとって住居の住み替えはあまり馴染みがありませんが、アメリカでは所得に応じて家を買い替えることは当たり前です。
それが原因でサブプライムローン問題が起きたことを皆さんご存知だとは思いますが、こういった「ヤドカリ住居」は今後日本人に必要な感覚になってくると思います。
不動産投資、ヤドカリ住居のことを以前記事にしていますので、是非参考ください。