ある日曜日、私は意気揚々と街に出た。
小雨降る中であったが、気持ちは明るい。
まだ、ここにない、出会いを求めて
私が向かった先は、ゼクシィ結婚相談所だ。
嘘だ。
本当は新築マンション事情調査のためにSUUMOに出向いたところ、同フロアにゼクシィがあったので飛び込んでみたのだ。自分が潜在的に結婚にあこがれていることを自覚した。
ポロリ氏のブログを読んだばかりでそれに影響され小説っぽい始め方をしたことをお詫び申し上げます。
おすすめブロガー(ポロリ氏)
SUUMOでは新築マンションを中心に、賃貸ではなく分譲マンション購入のメリットを紹介された。
しかし、現在の新築割高感を払拭できる材料はなく、なかなか踏ん切りはつかない。
リクルート系のサービスを受けるといつも営業員がロジックツリーを書きながら説明してくれる。無理な営業をかけられることもなく、気軽にサービスを受けながらマインドフルネスを整理できるので、やはりリクルートの社員は優秀な人が多いと感心する。(マインドフルネスって使いたいだけのやつ)
皆さんは、サラリーマンがいくらまでのローンを組めるかご存知だろうか。
一般的に住宅ローンは、年収×8倍が上限で年収の5倍までに抑えるのが良いとされている。
勤務先、勤続年数、金融資産、様々な個人の属性を鑑みてローンは審査されるが、
年収1千万の人でも1億円のマンションを購入することは容易ではない。
よほどの高属性でなければ固定金利での融資は厳しそうだ。
歩合でたまたま1千万を超えるような一発逆転層では無理であろう。
東京都湾岸部のタワーマンションの価格を見てみよう。
・パークタワー晴海
地上48階建の憧れのタワマンである。
・南/30F/3LDK…『7720万円』
・北/30F/1LDK…『4640万円』
・坪単価…350万円
高いっ!高すぎる!
こんなマンションにアラサーで住める属性といえば国内企業だと上位0.1%層であろう。
先日の日経新聞の記事はご覧になっただろうか。
若い世代の持ち家率は上昇中らしい。
ここで注意しなければならないのは、大半の若者が変動金利でローンを組んでいる点だ。
金利がこのままずっと低いまま、という保証はどこにもない。
最長35年でローンを組む際、変動金利と固定金利では返済時完済額が数百万単位で変わってくるだろう。
しかし、それでも私はローンを固定金利で組むことをおススメする。
なぜなら、日本の金利はもうこれ以上下がる余地がないからだ。
また、繰り上げ返済もお勧めしない。低金利でお金を借りて高利回りで運用するのだ。
2%で借りて3%で運用すれば1%の利益である。
繰り上げ返済をするのではなく、機動的に動かせる資金として運用しながらお金がまとまった段階で一括返済するのだ。
日本の経済をよくするために過度な消費節約は喜ばしいことではない。
ここで、話を現実に戻す。
リクルート営業マン(女性)「持ち家あるよって女性に言うとモテますよ。」
素晴らしい。
この営業マンは対象(私)のインサイト(人を動かす隠れた心理)を正確にキャッチしている。
そう。
私は異性にモテるために住宅を購入しようとしている。
SUUMO調べ住みたい街ランキングは本当か?
私にとっては当てはまるとは言えない結果だ。
「モテるため」には住みたい街ではなく、街のブランドを基準に考えるべきではないだろうか?
私も家が欲しい世代だが、この日経新聞の記事で言われている「若くして持ち家層」とはインサイト(人を動かす隠れた心理)が違う。
彼らは「守りに入った」住宅購入である。
私は「モテるために」住宅購入する。
やはり私が購入するのは六本木のタワマン安定である。
ちなみにSUUMOで対応してくれた営業の方(女性)が同い年でとても素敵な笑顔だったので食事に誘ったら「先月結婚した。」とお断りを受けた。いま、ここにない、出会い。