【投資信託】GSフューチャー・テクノロジー・リーダーズ(愛称:nextWIN)について

皆さんこんにちは。
投信ブロガーのぺいまるです。

今回は新発の投資信託についての見解を述べたいと思います。

2020年2月25日設定
野村證券1社のみで約1000億円を集めたファンド【GSフューチャー・テクノロジー・リーダーズ(愛称:nextWIN)】です。

世界株式市場が最高値を更新し続ける中での1000億円を1社で集める野村證券は流石だと思います。

「新値にはだまってつけ」という格言がありますが、日本人の個人投資家はこのマインドを理解しづらいと思います。
実際に私がリテールをやっていても、どこかいつも天井を探すような考え方の人が大半でした。

概要解説

当ファンドの主だった特色は3点です。

【 特色1】
日本を含む世界の株式を実質的な主要投資対象とし、主としてテクノロジーの活用または発展により恩恵を受け、将来のリーダーになると期待される企業の株式に投資します。投資対象には中小型株式および新興国株式も含まれます。

【 特色 2 】
「よりよい投資収益は、長期にわたって成長性の高い事業へ投資することにより獲得される」との投資哲学のもと、個別銘柄の分析を重視したボトムアップ手法により銘柄選択を行います。

【 特色 3 】
Aコース(限定為替ヘッジ)
Bコース(為替ヘッジなし)の選択が可能です。

組み入れ銘柄を見て思うことは、

将来のリーダーになりそうな企業??どこ???という感じです。

現在の世界のリーダー企業は、いわずもがなGAFAですね。
グーグル、アマゾン、フェースブック、アップル

創造的イノベーションは今後もアメリカで起こり続けると思いますが、組み入れ想定銘柄をみるとあまりピンときません。

需要が拡大しそうな新興国の既存業界への投資が多いな、という個人的感想です。

しかし、どこも似たり寄ったりな株式ファンドの中ではGAFAの組み入れはせず、ボトムアップをしっかりとしている印象はあります。儲かるかどうかは別の話です。

ボトムアップアプローチは、個別企業の業績に着目して銘柄選定をするアプローチです。
それに対してトップダウンアプローチは、マクロ経済などの個別銘柄以外の環境から経済動向などを分析して、どのような国・銘柄の資産に投資するかを決定する方法です。

個人投資家単位では、ボトムアップアプローチは難しいので投資信託として選ぶならこういったファンドはいいと思います。

中小型の株式や新興国への投資を行うのでリスクは高めです。


Aコースは為替ヘッジをするタイプですが、限定為替ヘッジとなっているため少なからず為替の影響を受けます。
もちろん野村證券の営業マンはゴリラだらけなので、Bコース、つまり為替リスクをバリバリ背負いながらハイリターンを目指すほうを勧めているようです。
(Aコース250億:Bコース700億)

手数料

・買付手数料 3%+税
・信託報酬 年率1.625%+税

先日野村アセットから信託報酬0%のインデクスファンドの販売予告がありましたが、当ファンドはゴリッゴリの攻めてるファンドです。

小さな手数料を超えるパフォーマンスを期待しましょう!

今後の見通し

コロナウイルスの経済後退懸念により株価は調整しましたが、終息しないウイルスはほぼありませんので、それが終息すれば消費も回復し株価も再び右肩上がりでいくでしょう。

当ファンドはマクロの影響を考えるよりも、ファンドマネージャーの銘柄選定がキモになってきます。

今後の成果をインデックスと比べながら追っていきたいと思います。