iDeCo(イデコ)はサラリーマンにとって最良の運用方法

年金やiDeCo(イデコ)について

イデコのことを知る前に、まずは年金の仕組みをしっておく必要がありますので、公的な年金を含めた日本の年金制度について簡単に図解致します。

日本の年金制度


日本の年金制度は3階建て方式といわれます。
公務員や大企業で働く人たちの最大のメリットは、退職後の年金が手厚いということでしょうか。
自営業者はサラリーマンの2倍稼いでトントンと言われるのは、こういった公的な扶助の有無です。
詳しいことは厚生労働省イデコ公式サイトを見てください。
当ブログでは、
誰が」「どのように」イデコを活用すべきか、を記載します。

ご存知のように、日本の社会人の大半は中小企業サラリーマンです。
大手ほどの手厚い福利厚生を受けられないサラリーマンやギリギリで生活を強いられる個人事業主を救うための力強い味方がイデコです。

「無知は大いなる罪」です。

やらなきゃ損とまでは言いませんが、知れば得することは世の中たくさんあります。
元本確保で、今の世の中にはない高い利回りが出せる仕組みは他に存在しません、少なくとも私は知りません。
30年、40年先を見据えた運用の一歩は今このタイミング(Just Now!)

イデコの対象はどんな人?

基本的にイデコは20歳以上60歳未満の人であれば全ての人が加入対象です。
加入資格については、

  • 第1号…自営業者
  • 第2号…リーマン&公務員
  • 第3号…専業主婦等

と分類され、それぞれ年間に拠出できる金額が違います。
企業型年金が用意されていない中小企業型サラリーマンは、だいたい月に2万円程度の拠出が可能です。

これまで投資経験がなく金融の知識も少ない自覚がある方、投資をこれから始めようと思っている方におすすめです。

後述しますが、イデコは税控除を受けられるため、リスク商品を買わずとも利回りを求めることができます。初心者におすすめできると言えるでしょう。

イデコのメリット・デメリット

メリットは3つです!

①掛け金が全額所得控除

「払いすぎた税金が返ってくる」この仕組みがイデコの最大のメリットです。
少子高齢化が進む日本において今後も増税は進むでしょう。払いすぎた税金を取り戻そう!
所得税は累進課税のため人によって還元率(利回り)は違います。
ご自身のイデコ加入金額、節税メリットはこのサイトで確認してみてください。
例えば、年収400万円の独身サラリーマンが月に1万円拠出すれば、年間12万円の拠出金に対して1.8万円の節税メリットがあります。
つまり、年率15%の利回りと考えることができます。
イデコだと元本確保型の運用商品もあるので、より安全に運用を行うことができます。

②運用益が非課税 

通常、金融商品で運用すると約20%の税率がかかります。それを非課税で利益をまるまる手にすることができるイデコは素晴らしいですね。
この運用益が非課税になる仕組みはNISAも同じなので、NISAも詳しく知りたい方は下記をご参照ください。

③受取時も控除対象になる

イデコは、「年金」または「一時金」で、受取方法を選択することができます(金融機関によっては、年金と一時金を併用することもできます)。年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象となります。ただし、税制はころころ変わりますので注意が必要です。

小まとめ
イデコはリスク商品で運用利回りを狙うよりも税控除を上手に活用しよう!

専業主婦にとってイデコは意味ない?

掛け金全額所得控除が最大の魅力であるイデコ。そもそも無職の人や収入がない人にメリットはあるのでしょうか。

これはそれぞれの考え方にもよりますが、私は専業主婦の方にはお勧めしません。
「運用益が非課税になる」から専業主婦にもイデコ活用のメリットがある、と言う人もいますが、60歳まで引き出せないというデメリットの方が大きいため私はお勧めしません。

ただし、イデコのような金融の仕組みがあるというリテラシーを身に着けて置くことは、家計を支えるうえでとても重要であると考えます。

イデコで運用するためには?(流れ)

①金融機関を決め、イデコ専用口座を開設します。
どこの金融機関でやるかどうかは大差ありません。おすすめはマネックス証券です。

②「出資金額」と「運用商品」を決めます。
出資金額は最低5000円から1000円単位での出資が可能です。若いうちは無理せず5000円でいいと思います。
運用商品に関して、はじめのうちは元本確保型の預金商品でいいと思います。選択する際にもどれが元本確保型なのか分かりやすく書いてあるので迷いません。
元本保証という言葉は使えないのですが実質元本保証なのでそこは気にせず結構です。
自分で運用してみたいな、と思った時には「スイッチング」ができます。スイッチングはその名の通り自分が運用しているA商品を売ってB商品に乗り換えることです。次回以降の運用商品を変更することも可能なのでまずは元本確保でいきましょう。

ちなみに、「今は景気が悪いし投資するのを控えよう」と思ったタイミングが投資をするタイミングです!

相場は、悲観の中に生まれ、
懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、
幸福感の中で消えていく

どんな商品で運用すればいいの?

上述したように、初心者の方は元本確保型の運用商品がお勧めです。
投資に慣れてきた人は、「利息」と「複利」の勉強をしてみましょう。
利息として受け取った収益を再投資し、長い期間をかけて複利の効果を最大限使えば普通のサラリーマンでも金融資産1億円は夢ではありません!

ご参考までに私のイデコ最新ポートフォリオを載せておきますので、ご参照ください。