【書評】マンションを買うなら60㎡にしなさいを読んでマンション投資に役立てる

低金利社会の現在、ローンを組んでの不動産投資または自宅不動産購入をお考えの方は多いと思います。

本日は『マンションを買うなら60㎡にしなさい』を読んでの書評です。
今後不動産購入を考えているアラサー世代にとっては読んでおいて間違いないと思います。

この書籍を一言でまとめると「出口戦略を持ったうえで資産価値の下がらない不動産購入を考えるべし」です。
資産価値という点で、人口流入、都市成長の大きい関東圏での具体例が多用されていますが、地方都市においても十分参考になると思います。

不動産購入の前に

これまで不動産は一生に一度の買い物になることが多かったと思います。しかし、グローバリズムが浸透し、サラリーマンのキャリアや働き方の多様性が 見直された現代では、購入したマンションが終の棲家になるとは限りません。出口戦略(いつか売ること)を考えたうえでマンションを買うことでストレスも減らすことができます。

また、不動産は結婚と同じように最良のものに出会うのはタイミングも重要になります。
実際、長い間理想の物件を探している方も多いでしょう。不動産購入の前に知識を得て、「方針」を決めておく必要があります。持っておくべき知識はあるに越したことはありません。

ここでは「方針」の軸とするべき点を列挙しておきます。

  • 売りやすく貸しやすく、税制メリットを効率よく受けられる60㎡のマンションを選ぶ
  • 駅力の高い地域、将来性の高い地域、駅近物件を選ぶ
  • 2001年以降完成物件を選ぶ

特に、60㎡の住居ターゲットは「シングル住まいの1LDK、結婚前のカップル、熟年夫婦の住み替え先」など最もニーズが強そうです。駅力は周辺の公共施設を見ます。大学が近くにあると街が老けにくいそうです(納得)。

本書では関東圏のお勧め地域が列挙されています。
私は個人的に「目白」か「品川」にマンションを買いたいです。

不動産を実際に買おう

実際に買う際には、不動産の仲介会社にお願いすると思います。
不動産会社には、「賃貸」をメインに扱う企業と「仲介」をメインに扱う企業があります。もちろんお願いするのは「仲介」をメインにした会社ですね。
営業マンによってその質は様々です。良い営業マン選びのコツはたくさんありますが、インスピレーションで相談しやすい人が一番良かったりします。

不動産会社との付き合い方で注意しなければならないのは「タダで良質な情報を得ようとするクレクレ客にならないこと」です。良い情報にはきちんと報酬を払いましょう。

実際にマンションを買うときには間取りにも注意が必要です。
収納解放感生活導線リフォームのしやすさを重視しましょう。

ローンを組む際の金利は要注意です。
絶対にやってはいけないのは、現収入で支払限度いっぱいのローンを変動金利で組むことです
むこう数年、日本の金利が上がることはないでしょう。しかし、これから先も低金利が続くと妄信してはいけません。低金利の今だからこそ固定金利、という選択もあります。

不動産を買ったら

売却時において、依頼する不動産会社選びはとても大切です。
一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約、この3つの形態については是非知っておきましょう。それぞれにメリット・デメリットが存在しますので、その時のご自身に合った契約を結ぶ必要があります。

売却の際に最も大切なことは「購入者目線で考える」ことです。売却価格もそうですが、物件の状態、売却時期についても気を付けます。

まとめ

私は「品川駅」から「徒歩5分」の「タワマン1LDK」の部屋を買おうと思いますが、戦略的「妥協」も辞さないという姿勢でいきたいと思います。

マンション購入においては、「何かを選び、何かを捨てる」という発想が必要なのです。

中長期的に物件と付き合うためにまずは不動産に相談だ!

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